2026年5月13日、厚生労働省の中央社会保険医療協議会より、中央社会保険医療協議会 総会(第650回) 議事次第が公開されました。
この中で、CAD/CAMブリッジの保険収載が決定したことが発表されましたので、資料を基にCAD/CAMブリッジについて情報をまとめてみました。
保険収載の時期
保険収載の時期は、令和8年6月1日と明記されています。
保険収載される材料
保険収載される材料は、「KZR-CADファイバーブロック シンボー」となります。
グラスファイバーにて補強されたコンポジットレジンブロックで、CAD/CAMで切削加工・研磨をすれば、一体型CAD/CAMブリッジとなります。
近遠心の隣接面に露出したファイバー部分は、被覆する処理が必要なようです。(PMDAに登録された医療機器等添付文書参照)
本品の芯材が歯冠表面に露出しないように設計すること。歯冠修復物の近遠心の隣接面に露出した芯材はクラックが入らないように 0.5 mm 程度削合し、シランカップリング材含有の表面処理材※3で前処理をおこない、歯冠用硬質レジン※1 を築盛すること。使用方法については、使用する材料の添付文書に従うこと。なお、咬合面側に芯材が露出する症例には使用しないこと。
引用元:https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/kikiDetail/ResultDataSetPDF/800135_305AKBZX00011000_A_01_03


適応症について
適応症は、「第二小臼歯」又は「第一大臼歯」の1歯中間欠損に対する3歯ブリッジです。
第二小臼歯又は第一大臼歯の1歯中間欠損部に対するポンティックを含む、3歯ブリッジに該当する場合に、本区分の所定点数を準用して算定する。
引用元:https://www.mhlw.go.jp/content/10808000/001699500.pdf
既収載品の高強度硬質レジンブリッジの適応は、原則として失活歯のみでしたが、本品は生活歯の支台歯にも使用可能とのことです。
CAD/CAMブリッジの設計について
支台歯形成に関して
マージン部はディープシャンファーまたはラウンドショルダーで、下図のような歯質削除量が必要です。
また、連結部には高さ3.8㎜以上、断面積18㎟以上が必要です。

芯材の配置に関して
芯材の配置は、「咬合面のレジン材料の厚み1.0㎜以上、連結部における芯材周囲のレジン材料の厚み0.9㎜以上」になるような位置に配置します。(芯材の断面は2×2㎜です。)

支台歯の咬合面上に芯材が配置できない場合でも使用可能
支台歯咬合面上の芯材有無によって、破壊試験に有意差はないとのことです。


関連資料
KZR-CAD ファイバーブロック シンボー|YAMAKIN株式会社
【シンボーQ&A】使用方法について①|YAMAKIN株式会社
コンポジットレジンを用いた3ユニットCAD/CAMブリッジの具備すべき機械的性質要件に関する基本的な考え方|一般社団法人 日本歯科理工学会


